第2回:負の遺産をデジタル化する恐怖

「ハンコのために出社するのが無駄だから、電子印鑑を導入しよう」という改善。一見正解に見えますが、実は不十分です。

もし、その書類自体の存在意義が薄いのであれば、電子化しても「無駄な作業がデジタルで継続される」だけ。これを「負の遺産の継承」と呼びます。

非効率なプロセスをそのままITツールに乗せると、負の側面が高速化・増幅されるだけです。DXを検討する前に、まずは業務の「断捨離」を行い、ボトルネックを削ぎ落とす「整地」の作業こそが、真の業務改善への第一歩となります。