ISO 9001は国際規格として認知度が高い標準規格です。これに相当するJIS規格は、JIS Q 9001です。
ISO 9001は、国際標準化機構(ISO)が定める品質マネジメントシステム(QMS)の国際規格です。これに対応するJIS規格がJIS Q 9001で、これはISO 9001を基に、技術的内容や構成を変更することなく邦訳し、日本産業規格(JIS)として発行されたものです。
両者の内容は実質的に同一であり、JIS Q 9001はIDT(Identical)、すなわち「一致している」規格として位置づけられています。これは、日本国内でISO 9001の要求事項を円滑に利用するための措置であり、JIS Q 9001の要求水準を満たすことは、ISO 9001の要求を満たすことと同義と見なされます。組織は国際的な認証を目指すか、国内での適用に焦点を当てるかによって、主にどちらの規格名を用いるかを選択しますが、QMSの枠組みは共通です。何が言いたいのかと言うと標準を社内で持つことによって仕事の属人化が減ると言うこと、ルールができることで質が安定すること、です。改善を行う際も同様でルールを作ることも大切です。