ファブレスとは

昨日の事業説明の中でファブレス企業向けと書いたのですが、ファブレスって?と言う質問があったので改めて。

ファブレスとは、「Fabricationless」を略した言葉で、自社で製造工場(Fabrication facility)を持たずに、製品の開発、設計、販売、マーケティングといった工程に特化し、製造は外部の協力会社に委託するビジネスモデルを指します。
この方式の最大の利点は、巨額な設備投資が不要なため、新規参入や事業拡大のハードルが低いことです。また、生産設備の維持管理コストや、生産変動によるリスクを負う必要がなく、経営資源をR&Dやブランド戦略など、企業のコアコンピタンスに集中させることができます。
特に、半導体産業や電子機器産業で広く採用されており、近年ではアパレル、食品、日用品といった多様な分野でもファブレス企業が増加傾向にあります。これにより、企業は市場の変化に迅速に対応し、効率的な事業運営を実現しています。